
月が落ちた後の21ナノ秒間の世界で「魂」と対話する
集英社ゲームズのアドベンチャーゲーム『シュレディンガーズ・コール』は、終末を迎えた世界で、黒電話を通じて「死にきれない魂たち」と対話する、異色の作品だ。
物語の舞台は、月が落下して人類が滅亡に近づいている世界。記憶を失った主人公の少女・メアリは、見知らぬ暗い部屋で1台の黒電話を見つける。
この電話こそが、未練を抱えてこの世に留まる「死にきれない魂たち」とつながる唯一の手段だ。


▲モノクロのグラフィックはタッチも含めて独特。
プレイヤーはメアリとなり、電話越しに聞こえる声に耳を傾け、彼らの過去に触れ、時には厳しい選択に迫られながら、魂を安息へと導いていく。
今回は体験版を事前にプレイする機会をいただいたので、そのプレイレビューをお届けしよう。
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『シュレディンガーズ・コール』の魅力は?
通話が生み出す独自の没入感と演出
本作の最大の特徴は、「電話での通話」を軸としたストーリー進行にある。一見、従来のテキストアドベンチャーのようだが、その枠に捉われない聴覚から得られる情報や、声のトーン、わずかな間といった細やかな演出が、登場人物の心情を繊細に描き出す。

▲猫のハムレットがメアリを導いてくれる。
重厚なストーリーは選択肢によって進む。登場人物の命運を握るような選択肢もあれば、どれが正解とも不正解とも判断できない選択肢もある。
プレイヤーは「自分だったらどうするか」を深く考え込むことになり、自然と、よりパーソナルな体験へと昇華される。

▲相手の心情が会話を通じて徐々に明らかになっていく。
またサウンドや、通話中のわずかな画面の変化など、演出ひとつひとつに感情を動かされるケースが多数あり、ここにも開発陣のこだわりを感じさせる。
この物語から何を想像し、何を感じ取るか
『シュレディンガーズ・コール』の大きな魅力のひとつは、「最後の電話」という特別な状況がもたらす、心の交流を描いている点にあると感じる。
また、残された魂たちの声に耳を傾け、彼らの人生に寄り添うという行為は、プレイヤー自身の倫理観や感情に深く問いかけるものでもあるのだろう。
今回の体験版では、通話をひとつ満喫できただけだったが、製品版ではきっと、その奥に広がるこの世界の謎や、メアリ自身の過去といった深いミステリーにも触れることができるはずだ。
これまでのテキストアドベンチャーゲームとは一線を画す、新しい体験を求めるプレイヤーに、この作品を手に取ってほしい。
あなたは、この「最後の電話」で、何を感じ、どのような選択をするだろうか。

▲静かにプレイしつつも、心は激しく動かされた。
『シュレディンガーズ・コール』の基本情報
| 発売日 | 2026年 | 
|---|---|
| 会社 | 集英社ゲームズ | 
| ジャンル | アドベンチャー | 
| 対応ハード | PC | 
| 価格 | PC : 未定 | 
| 公式HP | |
| 公式Twitter | 
 
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