パワプロアプリのサクセス「天盟(てんめい)高校,天明,天命」の野手育成で、キャラLvはどれぐらい重要なのか割り出してみました。ALL50デッキとALL45デッキで総経験点にどれぐらい差が出るのかを様々な角度からアプローチして割り出してみたので、デッキ編成の際の参考にしてください。
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コノハ | 敷上 | 果也乃 | 戸草 | 高原 |
今回の検証テーマ
天盟高校が実装!
天盟高校が11/24(木)から実装された。
現在は野手育成で最強高校となっている。
キャラLvで経験点にどれぐらい差が出る?
基本的にシナリオギミックで得られる経験点というのはイベキャラLvで変動するが、天盟高校でも同様にキャラLvによってギミックの点数に補正がかかる。
以前フリート高校強化で検証したように、今回も「キャラLvは総経験点にどれぐらい影響を及ぼすのか?」これを明らかにするため検証を行う。
ALL50デッキとALL45デッキの差異を算出
今回の検証でも、ALL50デッキとALL45デッキの差異を算出する。
Lv35に関してはテーブルがかなり変わってきてしまい、値を算出するのが難しいので考慮しない。
検証の準備・前提知識
5種の経験点で差が出る
サクセスの経験点でイベキャラLvによって差が生まれるのは、下記の5種。
- 天界タッグ時の追加経験点
- 天界タッグで生成される落とし物経験点
- 練習経験点
- 神威による追加経験点
- キャライベント(サポート含む)
それぞれ、ALL50デッキとALL45デッキでどれぐらい経験点が変わるのかを計算する。
①「天界タッグ時の追加経験点」の差はどれぐらい?
天界タッグ時の追加経験点には、デッキの平均Lvと、練習に参加しているキャラのタッグボーナス平均・基礎ボーナスの合計値が影響する。
キャラの平均Lvの影響
イベキャラの平均Lvの影響については、追加経験点はLv50とLv45で0.975倍の差があることが分かっている。
この検証では、タッグボーナス差・基礎ボーナス差を除く追加経験点がLv45で0.975倍されると仮定する。
例えば平均Lv50で画像のような練習が発生した時、Lv50→45で練習にいるキャラの基礎ボーナス・タッグボーナスが変化しない(マニィの50ボナはやる気効果50%UPのため)。
そのため、平均Lv45では経験点をそのまま0.975倍して、1160(812+348)×0.975=1131ptとなる。
タッグボーナス平均の影響
天界タッグでは練習にいるキャラの平均タッグボーナス1%につき追加経験点の総量が4pt変わることがわかっている。
Lv45→50のタッグボーナスの違いも考慮に入れるために、この検証では、Lv50によって増えたタッグボーナス平均×4ptをタッグボーナス差による経験点差と仮定する。
例えば平均Lv50で画像のような練習が発生した時、魁はLv50→45でタッグボーナスが10%変化、さらに2種練なので実質的に5%変化したことになる。
よって平均Lv45では、まずタッグボーナスの差によって1394(418+697+279)-5×4=1374ptとなり、さらに0.975倍して1374×0.975=1340ptとなる。
基礎ボーナスの影響
基礎ボーナスについては、その練習で発動している基礎ボーナスの合計値1につき追加経験点の総量が16pt変わることがわかっている。
Lv45→50の基礎ボーナスの違いも考慮に入れるために、この検証では、Lv50によって増えた基礎ボーナス×16ptを基礎ボーナス差による経験点差と仮定する。
例えば平均Lv50デッキで画像のような練習が発生した時、虎杖はLv50→45で発動している筋力の基礎ボーナスが6→0に変化する。
よって平均Lv45では、まず合計基礎ボーナスの差によって2051(821+615+615)-6×16=1955ptとなり、さらに0.975倍して1955×0.975=1906ptとなる。
余裕でカンストする時は計算に含めない
経験点が余裕でカンストしていて、Lv45でもカンストする場合はレベルによる差がないため、0.975倍の計算には含めない。
②「落とし物経験点」の差はどれぐらい?
落とし物経験点には、デッキの平均Lvと練習に参加しているキャラのやる気効果UPの合計値が影響する。
キャラの平均Lvの影響
イベキャラの平均Lvの影響については、天界タッグと同様にLv50とLv45で0.975倍の差があることが分かっている。
この検証では、やる気効果UPによる差を除く追加経験点がLv45で0.975倍されると仮定する。
例えばデッキ平均Lv50で画像のような練習を踏んで落とし物経験点が生成される際、Lv50→45で練習に参加しているキャラのやる気効果の変化は無い(伍歩の50ボナはタッグボナ+10)。
そのため、平均Lv45ではそのまま0.975倍して404(121+182+101)×0.975=394ptとなる。
やる気効果UPの影響
落とし物経験点では天恵発動時に練習にいたキャラのやる気効果の合計が影響しており、やる気効果UP×0.001倍が増えることがわかっている。
この検証では、Lv50によって増えたやる気効果UP×0.001が落とし物経験点に追加される倍率としてやる気効果UPによる経験点差と仮定する。
例えば平均Lv50デッキで画像のような練習が発生した時、マニィはLv50→45でやる気効果UP150%→100%(固有値を50%と仮定)に変化するので、倍率も1.15倍→1.10倍に変化。
よって平均Lv45では、まずやる気効果UPの差によって148(122+4+22)÷1.15×1.1=142ptとなり、さらに0.975倍して142×0.975=138ptとなる。
③「練習経験点」の差はどれぐらい?
練習経験点での差分は、Lv45→50のボーナスの差によって生じる。
テンプレキャラのテーブルで比較する
例として、天宮果也乃と投手イチローでLv45→50のテーブルを比較する。
天宮果也乃のLv45とLv50のテーブルを比較すると、タッグボーナス65%→85%という差分がある。
果也乃がタッグした時のpt差は1.65÷1.85=0.89となり、約0.9倍の差があることがわかる。
投手イチローのLv45とLv50のテーブルを比較すると、タッグボーナス130%→160%という差分がある。
投手イチローがタッグした時のpt差は2.3÷2.6=0.88となり、同様に約0.9倍の差があることがわかる。
Lv45→50の練習経験点の差は0.9倍と仮定
このように、Lv45→50の練習経験点の差は0.9倍と考えられるので、Lv50のボーナスが発動している数ぶん0.9倍がかけられて、その倍率が練習経験点の差になると仮定する。
④「神威での追加経験点」の差はどれぐらい?
神威での追加経験点の値は練習経験点に比例しているため、練習経験点同様の倍率がかけられるものと仮定する。
例えば平均Lv50デッキで画像のような練習を踏んで神威での追加経験点を得た時、Lv50→45でマニィのやる気効果UPの差によって練習経験点が0.9倍されると考えると、練習経験点と神威経験点の合計値が0.9倍されることになり、370(18+15+184+153)×0.9=333ptとなる。
⑤キャライベ経験点の差はどれぐらい?
キャライベントに関しては、通常のイベントで50ptの差が出ると仮定する。
また、サポートキャラのイベントはLv45で80pt、Lv50で100ptを得られるため、1回あたり20ptの差が生じる。
サポートイベントは1回のサクセスで約10回発生すると考えられるため、20×10で200ptの差が出ると仮定する。
検証方法・参照データ
RyoChanNelさんのALL50デッキでのサクセスを参考にする
今回の検証にあたり、フリート強化時同様に総経験点を集計するため、RyoChanNelさんのサクセスを参考にさせてもらった。
動画を参考にして、ALL50デッキで総経験点73000ptのサクセスの天界タッグでの追加経験点、落とし物経験点、練習経験点、神威での追加経験点の合計値を集計する。
差分を集計する際はデッキ平均Lvの他にテーブルの差も影響するため、天界タッグではタグボと基礎ボナの差、落とし物経験点ではやる気効果UPの差、練習経験点では影響しているテーブルの差と発動している神威の倍率も考慮に入れてターンごとに経験点の差を算出する。
参考動画からの数値算出・検証結果
①天界タッグの追加経験点の差
天界タッグの追加経験点の差は、平均Lv差によって生じる0.975倍の差と、Lv45→50で変化するタッグボーナス、基礎ボーナスの影響も考慮して天界タッグが発動したターンごとにLv45の時の経験点を算出して集計した。
その際、Lv45でも50でも変わらずカンストしていると判断した経験点は計算から除外している。
集計結果
Lv50での経験点 (実践値) | 28345pt |
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LV45での経験点 (算出値) | 26805pt |
Lv50とLv45の差 | 1540pt |
集計結果より、Lv50→45の天界タッグ追加経験点の差は1540ptということが分かった。
②落とし物経験点の差
落とし物経験点の差は、平均Lv差によって生じる0.975倍の差と、Lv45→50で変化するやる気効果UPの影響も考慮して天恵が発動したターンごとにLv45の時の落とし物経験点を算出して集計した。その際、回収しきれなかった落とし物経験点については計算から除外する。
集計結果
Lv50での経験点 (実践値) | 33322pt |
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Lv45での経験点 (算出値) | 32051pt |
Lv50とLv45の差 | 1271pt |
集計結果より、Lv50→45の落とし物経験点の差は1271ptということが分かった。
③練習経験点・神威での追加経験点の差
練習経験点・神威での追加経験点の差は、Lv45にした時に0.9倍の倍率がかけられる回数と、発動した神威の練習経験点に対する倍率を考慮して練習したターンごとにLv45の時の経験点を算出して集計する。
集計結果
Lv50での経験点 (Lv50) | 5120pt |
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Lv45での経験点 (Lv45) | 4449pt |
Lv50とLv45の差 | 671pt |
集計結果より、Lv50→45の練習経験点+神威経験点の差は671ptということが分かった。
結局のところ差はどれぐらいなのか?
各要素についてLv50→45での差を集計したので、最後にそれらを合計すると、
天界タッグ追加経験点 | 1540pt |
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落とし物経験点 | 1271pt |
練習経験点・神威経験点 | 671pt |
キャライベ経験点 | 50pt |
サポートイベ経験点 | 200pt |
差分合計 | 3732pt |
となる。
以上より、73000点が出るようなサクセスだと、ALL50デッキとALL45デッキでは約3732ptの差が発生する、ということが導き出された。
3732ptを査定差に換算すると?
余った経験点は全て拡張能力に振るものとして、凡才時は査定効率が0.13で、査定差は3732×0.13=485となる。
これを選手ランクで換算すると、485÷14(1メモリあたりの査定値)=35で、およそ3.5ランク分の差が生まれる。
結論・まとめ・実践で活かせること
天盟は直近の他の高校よりもキャラLvの重要度が低い
検証結果より、ALL50のデッキで73000点が出るようなサクセスだと、ALL50デッキとALL45デッキでは約3732ptの差が発生する、ということが分かった。
これは、全体の5%にあたる。
一方で、フリート強化はALL50のデッキで60000点が出るようなサクセスでは4345ptの差が発生していて、これは全体の7%にあたる。
これに加え、天盟高校での入手経験点は天界タッグでの追加経験点と落とし物経験点がメインであり、キャラテーブルに関しては金剛連合などのタッグ経験点がメインとなる高校よりは重要度が低い、という性質もある。
以上から、天盟高校では最近の高校に比べてキャラLvはあまり重要でなく、レベルが低いデッキでも上位の選手を育成できる可能性が高いといえる。
Lvが近かったら適正度が高いキャラを優先して使おう
本検証結果より、デッキ編成の際はLvが高いキャラというよりも、適正度の高いキャラの方を優先して使った方がいい、ということが言える。
ただし、Lv50のA適正キャラとLv35のS適正キャラではさすがに前者の方に軍配が上がるため、あくまでLvがある程度近かったら、ということにはなる。
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