パワプロアプリのサクセス「大筒(おおづつ)高校」の野手育成で、キャラLv(レベル)はどれぐらい重要なのか割り出してみました。ALL50デッキとALL45デッキで総経験点にどれぐらい差が出るのかを様々な角度からアプローチして割り出してみたので、デッキ編成の際の参考にしてください。
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宇佐崎 | 井伊野 | 鹿莫 | - |
今回の検証テーマ
大筒高校が実装!
大筒高校が7/18(火)から実装された。
現在は野手育成で最強高校となっている。
キャラLvで経験点にどれぐらい差が出る?
基本的にシナリオギミックで得られる経験点というのはメインデッキキャラの平均Lv(以下デッキ平均Lv)で変動するが、大筒高校でも同様にデッキ平均Lvによってギミックの点数に補正がかかる。
キャラの練習性能によって練習での獲得経験点は変わるので、もちろん練習素点の量も変わってくる。
そこで、以前討総学園高校強化で検証したように、今回も「キャラLvは総経験点にどれぐらい影響を及ぼすのか?」これを明らかにするため検証を行っていく。
ALL50デッキとALL45デッキの差異を算出
今回の検証でも、ALL50デッキとALL45デッキの差異を算出する。
Lv35に関してはテーブルがかなり変わってきてしまい、値を算出するのが難しいので考慮しない。
検証の準備・前提知識
5種の経験点で差が出る
大筒高校での選手育成において、イベキャラLvによって差が生まれるのは下記の5種。
①練習素点(キャラの練習に関わるボーナス) ②通常練習の追加経験点(デッキ平均Lv,キャラの練習効果UP値) ③大筒練習の追加経験点(デッキ平均Lv,キャラの練習効果UP値) ④1部活の部員全員スカウト時の経験点(キャラの基礎ボーナス値) ⑤イベキャラ・サポキャラのイベント経験点(キャラLv) |
それぞれ、ALL50デッキとALL45デッキでどれぐらい経験点が変わるのかを計算する。
ギミック経験点の決まり方解説はこちら①「練習素点」の差はどれぐらい?
練習素点の差分は、イベキャラのLv45→50のボーナスの差によって生じる。
テンプレキャラのテーブルで比較
例として、宇佐崎と[南極]ワーちゃんでそれぞれLv45→50のテーブルを比較する。
宇佐崎のLv45とLv50のテーブルを比較すると、練習効果15%→30%という差分がある。
宇佐崎と練習した時のpt差は1.15÷1.3=0.88となり、約0.9倍の差があることが分かる。
[南極]ワーちゃんのLv45とLv50のテーブルを比較すると、技術ボーナス12(Lv50ボナ)とタッグボーナス50%→90%(PSR覚醒ボナ)という差分がある。
技術ボーナス12の影響
肩力練習を例にすると、ボーナスがかかっていない状態の練習Lv3の練習素点は25ptであり、技術ボーナス12によって31ptとなる。
pt差は25÷31=0.8となり、約0.8倍の差があることがわかる。
タッグボーナス50%→90%の影響
タッグボーナスに関しては、タッグ練習をした時のpt差は1.5÷1.9=0.79となり、約0.8倍の差がある。
以上から、技術ボーナスのみ影響している時は0.8倍、タッグが発生している時は2つのボーナスが影響し0.64倍になると考えられる。
テーブルの違いによるLv45→50の練習素点の差
この検証では、テーブルの違いによるLv45→50の練習素点の差を下記と仮定する。
キャラ | 45→50のボナ | 45→50の素点差 |
---|---|---|
甘露寺 | やる気効果UP+100% | 0.9倍 |
鹿莫 | やる気効果UP+50% | 0.9倍 |
カナヲ | 練習効果UP+15% | 0.9倍 |
宇佐崎 | 練習効果UP+15% | 0.9倍 |
[南]ワー | 技術ボナ+12 タッグボーナス+40% | 通常時 : 0.8倍 タッグ時 : 0.64倍 |
王子冴木 | 練習効果UP+20% | 0.85倍 |
②「通常練習の追加経験点」の差はどれぐらい?
通常練習の追加経験点には、メインデッキの平均Lvとキャラの練習効果UP値が影響する。
メインデッキの平均Lvの影響について
同条件の練習で比較した時、追加経験点はLv45→50で約0.966倍の差があることが分かる。
本検証では、追加経験点がLv45で0.966倍されると仮定する。
練習効果UPテーブルの影響について
練習効果UP30%の効果で追加経験点が1.3倍されていることから、練習効果UPの倍率がそのままかけられていることが分かる。
本検証では、カナヲ・宇佐崎の練習効果UP+15%による差を0.9倍、王子冴木の練習効果UP+20%による差を0.85倍と仮定する。
③「大筒練習の追加経験点」の差はどれぐらい?
大筒練習の追加経験点は、「練習素点に倍率をかけた経験点」「固定経験点」の2つの合計によって決まっている。
練習素点に倍率をかけた経験点について
前の週に大筒練習を行っていなければ0.8倍、2週以上連続の大筒練習であれば0.2倍が練習素点にかけられて経験点が追加される。
①の集計でLv45・Lv50それぞれの練習素点が分かるので、これに適当な倍率をかけて追加経験点を算出する。
固定経験点について
通常練習の追加経験点に加えてさらに固定の追加経験点が付与される。
また、デッキ平均Lv・練習効果UPによる倍率が同様にかけられる。
大筒練習の追加経験点から「練習素点に倍率をかけた経験点」を引けば固定経験点が分かるので、本検証ではこれをもとに固定経験点を集計し、Lv50→45による適当な倍率をかけて差分を算出する。
④「1部活の部員全員スカウト時の経験点」の差はどれぐらい?
キャラLvの差は直接は関与しないものの、基礎ボナの合計によって経験点が変動する。
[南極]ワーちゃんはLv45→50で技術ボナ12の差があり、部員全員スカウト時の経験点は1回あたり基礎ボナ合計×18pt変わることが分かっている。
そのため、1回あたり12×18=216pt(技術)変わることになり、何回全員スカウトを行ったかが分かれば全体の差分を算出できる。
⑤「イベキャラ・サポキャラのイベント経験点」の差はどれぐらい?
イベキャラ
同じキャラのイベントで、Lv50で43ptの時、Lv45で42ptを得られるため、Lv45→50の選手キャラのイベント経験点の合計値の差は0.975倍と仮定する。
ただし、29pt未満の経験点はLv45→50で変わらないため計算には含めない。
サポートキャラ
サポートキャラのイベントはポジション一致時、Lv50で100pt、Lv45で80ptを得られるため、Lv45→50のサポートイベント経験点の合計値の差は0.8倍と仮定する。
ただし、検証で用いる育成のサポート枠は片方がLv50ではないため、Lv50のキャラのサポートイベントのみ集計することとする。
検証方法・参照データ
RyoChanNelさんのALL50デッキでのサクセスを参考にする
今回の検証にあたり、討総学園強化時同様に総経験点を集計するため、RyoChanNelさんのサクセスを参考にさせてもらった。
動画を参考にして、ALL50デッキで総経験点124258ptのサクセスのLv50→45時の差分を割り出す。
差分を集計する際はデッキ平均Lvの他に各キャラのテーブルの差も影響するため、練習素点・追加経験点に関しては、影響しているテーブルの差も考慮に入れてターンごとに経験点の差を算出する。
基礎追加経験点が余裕でカンストしている場合は対象外
基礎追加経験点が余裕でカンストしており、Lv45時でもカンストしているであろう場合はLv差がそもそも発生しないため、集計の対象外とする。
参考動画からの数値算出・検証結果
①練習素点の差
練習素点の差は、Lv50→45のイベキャラボーナス差の影響を考慮して、練習したターンごとにLv45の時の経験点を算出して集計した。
集計結果
Lv50デッキでの経験点 (実践値) | 7062pt |
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Lv45デッキでの経験点 (算出値) | 5120pt |
Lv50とLv45の差 | 1942pt |
集計結果より、Lv50→45の練習素点の差は1942ptということが分かった。
②通常練習の追加経験点の差
通常練習の追加経験点の差は、デッキ平均Lvによる補正倍率0.966倍と、Lv50→45の練習効果upテーブルの差の影響を考慮して、練習したターンごとにLv45時の経験点を算出して集計した。
集計結果
Lv50デッキでの経験点 (実践値) | 1537pt |
---|---|
Lv45デッキでの経験点 (算出値) | 1275pt |
Lv50とLv45の差 | 262pt |
集計結果より、Lv50→45の通常練習追加経験点の差は262ptということが分かった。
③大筒練習の追加経験点の差
大筒練習の追加経験点の差は、練習素点に倍率をかけた経験点と、固定経験点の2つに分けて集計を行った。
練習素点に倍率をかけた経験点は①の練習素点の算出結果を、固定経験点はデッキ平均Lvによる補正倍率0.966倍とLv50→45の練習効果UP値の差の影響を考慮。
練習したターンごとにLv45の時の経験点を算出して集計した。
集計結果
Lv50デッキでの経験点 (実践値) | 47945pt |
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Lv45デッキでの経験点 (算出値) | 40475pt |
Lv50とLv45の差 | 7470pt |
集計結果より、Lv50→45の大筒練習の追加経験点の差は7470ptということが分かった。
④部員全員スカウト時の経験点
前提として、Lv50→45で基礎ボナに差が生まれるのは[南極]ワーちゃんのみ。
技術ボナ12の差の影響により、1部活の部員全員スカウト1回につき技術216ptの差がある。
部員全員スカウトは11回行っていたので、差は216×11=2376ptとなった。
⑤サポートイベント経験点の差
イベキャラのイベント経験点の差は、ALL50デッキで得られた経験点を集計し、0.975倍することでLv45デッキとの差を算出した。
ただし、29pt未満の経験点はLv45→50で変わらないため計算には含めない。
サポートイベントの経験点の差は、ALL50デッキで得られた経験点を集計し、0.8倍することでLv45デッキとの差を算出。
ただし、サポキャラの片方はLv50ではないため、Lv50のキャラのサポートイベントのみ集計した。
集計結果
Lv50デッキでの経験点 (実践値) | 2351pt |
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Lv45デッキでの経験点 (算出値) | 2200pt |
Lv50とLv45の差 | 151pt |
集計結果より、Lv50→45のイベキャラ・サポキャライベントの経験点の差は151ptということが分かった。
結局のところ差はどれぐらいなのか?
各要素についてLv50→45での差を集計したので、最後にそれらを合計すると下記のようになる。
①練習素点 | 1942pt |
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②通常練習の追加経験点 | 262pt |
③大筒練習の追加経験点 | 7470pt |
④1部活全員スカウト時の経験点 | 2376pt |
⑤イベキャラ・サポキャライベントの経験点 | 151pt |
差分合計 | 12201pt |
以上より、「124258ptが出るようなサクセスだと、ALL50デッキとALL45デッキでは約12201ptの差が発生する」ということが導き出された。
12201ptを査定差に換算すると?
余った経験点は全て拡張能力に振るものとして、セン◯なし時は査定効率が0.1307で、査定差は12201×0.1307=1594.7となる。
スタメン野手の選手ランクで換算すると、1594.7÷14(1メモリあたりの査定値)=114で、およそ11.4ランク分の差が生まれる。
例えば、ALL50デッキでUE1の選手を作れたとすると、ALL45デッキでは選手ランクが11段階減ってUFにギリギリ乗るか否か、ということになる。
結論・まとめ・実践で活かせること
本検証での結論
大筒高校はキャラLvの重要度がかなり高い
「ALL50のデッキで124258ptが出るようなサクセスだと、ALL50デッキとALL45デッキでは約12201ptの差が発生する」という検証結果から、大筒高校はキャラLvの重要度がかなり高いということが分かった。
こうなる主な要因としては、練習効果UP値がギミックの追加経験点量、基礎ボーナス値が1部活全員スカウト時の獲得経験点量にかなり影響することが考えられる。
ちなみに全体のうちのLv50→45の差分の%は9.8%であり、1つ前のシナリオである討総強化の%は6.5%で、3.3%もの差がある。
このことからも、大筒高校におけるキャラLv重要度が理解できる。
実践で活かせること
練習効果UP・基礎ボーナスを重視
前述したように、練習効果UP値・基礎ボーナス値が経験点に与える影響がかなり大きい。
そのため、練習効果UP値・基礎ボーナス値が高いキャラを使用したり、練習効果UP値・基礎ボーナス値が高くなるor新たに付与される上限解放を優先して行うことが重要となる。
逆に、キャラLv自体やその他のテーブルは影響が小さいため、練習効果UP・基礎ボーナスの値が高くならないor付与されない上限開放に関しては優先度が低くなる。
例①-王子冴木
Lv40で精神ボナ、Lv42・45で技術ボナが付き、Lv50で練習効果UPが+20%される。
ハードルの高いLv50は厳しいにしても、基礎ボナが付き切るLv45はなるべく目指したいところ。
例②-鹿莫
Lv42・45で筋力ボナの値が2→4上がり、Lv50ではやる気効果UPが+50%される。
いずれもギミック経験点への影響度は小さめなので、Lv35でも総経験点への影響は王子冴木ほどは無い。
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